Synspective SAR Data評価条件

このSynspective SAR Data評価条件(以下「ライセンス条件」といいます。)は、株式会社Synspective(以下「当社」といいます。)が保有する、当社の人工衛星から取得された画像データに当社が加工又は編集を加えたデータ(以下「本データ」といいます。)に関する利用条件を定めるものです。ライセンス条件に同意し、ライセンス条件に従って本データを利用する者(以下「ユーザ」といいます。)と当社との間の本データの利用における一切に適用されるものとし、ユーザは、本データの利用を開始した時点でライセンス条件のすべての条件に同意したものとみなします。

第1条(使用許諾)

  1. 当社は、ユーザに対し、ユーザにおける内部評価の目的(以下「本目的」といいます。)での使用に限り本データを使用することを許諾し、ユーザは、本目的の範囲内に限り、本データにアクセスし、評価することができます。
  2. ユーザは、本目的のために、本データの書式設定、編集、デジタル化、ユーザが保有しているデータとの組み合わせ、又は、識別、測定及び/又は分析による地理的特徴、人工的特徴、人間又は動物に関するデータ及び関連データの抽出(本データの使用により生成されたデータを以下「派生物」と総称します。)、並びに、当該派生物の保管及びアクセスを行うことができるものとします。
  3. ユーザは、本目的以外の目的で、本データ又は派生物の配布、サブライセンス、譲渡、貸与、販売、リース、ローン、一般公開、出版、又は許可されたユーザ以外へのアクセスその他利用させることはできないものとします。

第2条(ユーザコンテンツ)

  1. ユーザは、ライセンス条件の定めに従って本データを使用し作成したコンテンツ(以下「ユーザコンテンツ」といいます。)を、ユーザの社内資料としてのみ利用することができます。
  2. ユーザは、ユーザコンテンツについて、当社の許可を得た場合に限り、第三者に対して、開示又は公開することができます。なお、その場合には、ユーザは、以下の条件に従うものとします。
    1. ユーザコンテンツについて間引き・情報圧縮などの非可逆的処理により、元の本データの状態に復元できない処理を加えること
    2. インターネットに掲載する場合には、最大1024×1024ピクセルのサイズを上限とすること
    3. 合理的、かつ、目立つ方法により以下の著作権表示を行うこと 
      「Original ©️Synspective ALL RIGHTS Reserved」
  3. 前項に定めるユーザコンテンツを使用し又はその提供を受ける第三者が以下の各号のいずれかに該当すると当社が判断した場合には、ユーザは、これらの者に対して、ユーザコンテンツを使用させることはできないものとします。
    1. 国際連合安全保障理事会決議において指定された武器禁輸国の政府、当該国に所属する法人もしくは最終需要者又は当該国の政府を代理して活動する個人もしくは法人
    2. 国際連合安全保障理事会決議2368号及び関連決議に基づくISIL(イスラム国)/アル・カーイダ制裁リストにおいて指定された個人、団体、事業体又は法人
    3. 日本政府又は米国政府によりテロ関連制裁対象者として指定された個人又は法人
    4. 米国政府により指定されたテロ支援国家の政府、当該国に所属する法人又は最終需要者、当該国の政府を代理して活動する個人もしくは法人 
    5. 上記各号の他、日本政府によって指定された者又はその他前各号に類似する事案により指定された者
  4. ユーザは、ユーザコンテンツの作成及び使用の際には、自己の責任によりこれを行うものとします。ユーザコンテンツについて、ユーザの顧客を含む第三者が異議、請求等を行った場合、ユーザは、自らの責任と費用負担においてこれに対応するものとし、当社は何らの責任も負わないものとします。なお、ユーザコンテンツに関連して当社が損害を被った場合には、ユーザは当社に対して当該損害を賠償するものとします。
  5. ユーザがユーザコンテンツを利用できる期間は、ライセンス期間に限ります。ただし、ライセンス期間を過ぎてもユーザコンテンツを利用、開示又は公開したい場合には、あらかじめ、当社に連絡しその取扱いについて協議するものとします。当社の連絡先は、下記のとおりです。
    hello@synspective.com

第3条(ライセンス期間)

本データの利用期間は、当社がユーザに対して本データを提供した日から90日間(以下「ライセンス期間」といいます。)とします。

第4条(ライセンス条件の変更等)

当社は、当社が必要と判断した場合には、ライセンス条件を変更することができるものとします。なお、ライセンス条件の変更後にユーザが本データを利用した場合には、ユーザは変更後のライセンス条件に同意したものとみなします。

第5条(禁止事項)

  1. ユーザは、以下の各号に定める行為を行わないものとします。
    1. ユーザ以外の者に対する本データ又は派生物の頒布、譲渡、サブライセンス、賃貸、販売、リース、貸与、公開、公表又はその他の方法でのアクセスもしくは使用すること
    2. 本データのリバースエンジニアリング、逆コンパイル、逆アセンブルその他これらに準じる行為
    3. 本データを使用して第三者に対するサービスの提供すること又は、第三者のビジネスニーズのために本データ又は派生物を使用すること
    4. 本データの全部、一部又は派生物を、ライセンス条件で明示的に許諾される場合を除き、当社の事前の書面による承諾なしに、複製、改変、翻案、送信その他の利用する行為
    5. 本データ又は派生物を、公的にアクセス可能なシステム又はプラットフォームに保管、又は処理をする行為
    6. 本データ又は派生物を使用して、アルゴリズム処理又は他の方法により、他の衛星画像の精度を向上させる行為
    7. 本データを利用して教師データを作成、又は機械学習アルゴリズムを訓練するために本データ及び派生物を使用すること
    8. 本データ又は当社のウェブサイトに同梱されている電子的又はその他の保護手段を取り除いたり、迂回したり、又は回避する行為
    9. 本データの全部、一部又は派生物を商業目的で利用すること
    10. 本データの全部、一部又は派生物を、本目的以外の目的に利用する行為
    11. 当社又は第三者の著作権、商標権、特許権等の知的財産権を侵害する行為又はそのおそれのある行為
    12. 当社又は第三者の財産、プライバシー、肖像権その他の権利を侵害する行為又はそのおそれのある行為
    13. 衛星リモートセンシング記録の適正な取扱いの確保に関する法律(平成28年法律第77号)(以下、「衛星リモセン法」といいます)における法規制に反する行為、又は衛星リモセン法の立法趣旨に鑑み当社が衛星画像の悪用であると判断する行為
    14. 前各号の他、本データの利用方法として適切ではないと当社が判断した行為
  2. ユーザが前項に定めるいずれかに該当したことによって当社に損害が発生した場合には、ユーザは当社に対し、当該損害について賠償責任を負うものとします。

第6条(非保証、免責)

  1. 当社は、本データの完全性、正確性、ユーザの特定の目的への適合性、機能の有効性その他いかなる保証もしません。また、当社は、本データに誤り等があった場合でも、修正の責任は負わないものとし、これにより、ユーザ又はユーザの顧客その他第三者に何らかの損害が生じた場合であっても、当社は何ら責任を負わないものとします。
  2. 本データの種類、内容等は当社の裁量によりユーザへの予告なく変更又は廃止されることがあり、ユーザはあらかじめこれに同意します。
  3. ユーザは、自己の責任により本データを利用するものとし、本データの利用によりユーザに損害が被った場合であっても当社は当該損害の賠償責任を負いません。
  4. 火災若しくは停電等の事故、地震若しくは洪水等の天災、戦争、暴動又は労働争議その他当社の責に帰すことのできない事由により本データの利用が遅滞又は不能となった場合であっても、当社はユーザに対して一切の責任を負いません。
  5. 次の各号に定める事項に起因してユーザ又は第三者が損害を被った場合には、当社は一切責任を負いません。
    1. 本データと現状との不一致に起因する損害
    2. ユーザによる本データの翻案(フォーマット変換を含む。)、加工・改変又は他のデータ、プログラム若しくは機器との組み合わせに起因する損害
    3. 当社が合理的に管理し得ない事由に起因する損害
  6. 本データの利用の不具合に関する当社の責任は、本条及び次条に規定されるものに限られるものとします。

第7条(第三者の知的財産権の侵害)

  1. 本データが第三者の知的財産権を侵害するとして、第三者から使用差止、損害賠償等の請求(以下「紛争等」という。)が生じた場合、ユーザは、紛争等の発生を遅滞なく当社に通知し、当社は、当該紛争等に関して協議により解決を図るものとします。
  2. 前項の定めにかかわらず、紛争等が、ライセンス条件に定める事項を遵守しないことに起因する場合、又は、他のデータ・プログラム・インターフェース若しくは機器との組み合わせに起因する場合その他当社の責めに帰すべきではない事由による場合には、当社は一切の責任を負いません。

第8条(権利の帰属)

  1. 本データの著作権その他の権利は当社又は当社に権利を許諾する第三者に留保されるものとし、ユーザは、これらの権利について、ライセンス条件に明示的に定められた範囲を超えて譲渡、許諾などを受けるものではありません。ただし、本データを利用して作成したユーザコンテンツは、当社と別途の合意がない限りユーザに二次的著作物としての権利が帰属し、当社に本データの原著作者としての権利が帰属することを本項で確認するものとします。
  2. ユーザが、ライセンス条件に基づき許諾される本データの利用に関連する発明、考案又は意匠の創作を行い、特許、実用新案又は意匠の出願申請を希望するときは、事前に当該出願に関する取扱いについて当社と協議するものとします。

第9条(利用履歴等の利用)

当社は、ユーザによる本データの利用履歴等の情報を当社が提供するサービスの改善のために自由に利用できるものとします。

第10条(秘密保持)

  1. ユーザは、本データの利用上知り得た当社の技術上又は業務上の秘密情報を、本データの利用の目的のためにのみ使用し、当社の事前同意なく、第三者に開示・漏洩しないものとします。ただし、次の各号の何れかに該当する情報を除くものとします。
    1. 知った時点で、既に合法的に知得していたか若しくは公知となっていた情報、又は、その後、自己の故意又は過失によらず公知となった情報。
    2. 相手方の秘密情報によらず、独自に開発、作成した情報。
    3. 第三者から秘密保持義務を負うことなく合法的に入手した情報。
  2. ユーザは、当社から開示を受けた秘密情報の使用目的を達成した場合、秘密情報の使用の必要性が失われた場合、ライセンス期間が終了した場合、又は当社からの要求があった場合には、速やかに当該秘密情報を含む資料、物品等、及びそれらの複製物を返還するものとします。
  3. 本条第1項の義務は、本データの利用が終了した後も有効に存続するものとします。

第11条(契約の解除等)

  1. ユーザが次の各号のいずれかに該当する場合、当社は、ユーザに対しデータの利用を停止することができるものとします。
    1. ライセンス条件の定めに違反し、当社がかかる違反の是正を催告した後10日以内に是正されない場合
    2. ユーザが当社の社会的信用を失墜させる態様で本データを利用し、又は利用しようとする場合
    3. 前各号の一に該当するおそれがあると当社が判断した場合
  2. 当社は、事前に当社のウェブサイトに掲載し、又は当社が別途適切と判断する方法によりユーザに通知することにより、本データの利用を終了させることができます。
  3. ライセンス条件は、ライセンス期間中有効とします。
  4. ユーザは、ライセンス期間が終了したときは、直ちに本データ及び派生物(複製物を含みます。)を廃棄又は消去します。当社が、書式による廃棄又は消去の証明書を要請した場合には、当社に提出するものとします。

第12条(反社会的勢力の排除等)

  1. ユーザは、自ら又は自らの役員が、現在及び将来にわたって、次の各号のいずれにも該当しないことを表明し確約します。
    1. 暴力団、暴力団員、暴力団員でなくなったときから5年を経過しない者、暴力団準構成員、暴力団関係者、暴力団関係団体その他反社会的勢力(以下「反社会的勢力」という。)であること
    2. 反社会的勢力が実質的に経営を支配し又は経営に関与していること
    3. 自己若しくは第三者の不正の利益を図る目的又は第三者に損害を加える目的をもってするなど、反社会的勢力を不当に利用していると認められる関係を有すること
    4. 反社会的勢力に対して資金等を提供し、又は便宜を供与するなどの関与をしていると認められる関係を有すること
    5. 反社会的勢力と社会的に非難される関係を有していること
  2. ユーザは、自ら又は第三者を利用して、次の各号のいずれの行為も行わないことを確約します。
    1. 暴力的な要求行為
    2. 法的な責任を超えた不当な要求行為
    3. 取引に関して脅迫的な言動をし、又は暴力を用いる行為
    4. 風説を流布し、偽計又は威力を用いて相手方の信用を毀損し、業務を妨害する行為
    5. 反社会的勢力に名義を利用させる行為
    6. その他前各号に準ずる行為
  3. 当社は、ユーザが第1項又は第2項のいずれかに該当すると判断した場合、何ら催告をすることなく、直ちにライセンス条件を解除できるものとします。
  4. 当社は、前項によりライセンス条件を解除した場合、これによりユーザに生じた損害について何らの責任も負わないものとします。

第13条(一般条項)

  1. ユーザは、当社の書面による事前の承諾なくして、ライセンス条件に基づく地位、権利又は義務を他に譲渡し又は担保に供してはならないものとします。
  2. ライセンス条件の解釈その他につき疑義又は紛争が生じた場合には、両当事者は誠意をもって協議し解決に努めるものとします。
  3. ライセンス条件の解釈に関しては、日本法が適用されるものとします。
  4. ライセンス条件に関するユーザと当社との間の訴訟については、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とするものとします。

以上
2022年11月21日制定
2023年2月28日制定